ポリエチレン管の特長
耐久性
高密度ポリエチレン管は強靭な強度に加え、「耐摩耗性」、「耐薬品性」にも優れるため長期間の使用でも使用することができます。
また耐候性も優れているので露出配管も可能です。ライフサイクルコストの観点からもメリットが大きい管材です。
01
耐摩耗性
高密度ポリエチレン管は耐摩耗性に優れた極めて丈夫な管材です。他管材と比較した摩耗試験からも性能の高さが証明されています。
平均摩耗値(ダルムシュタット法)による比較
02
耐薬品性
高密度ポリエチレン樹脂の特性により、既設の下水道管劣化の一因として考えられている硫化水素、硫酸、電解腐蝕、接触腐蝕、塩害等に対して耐性があります。また、サビ、細菌、水あか等の影響もありません。
03
塩害・電蝕にも
耐久性を保持
耐腐食性も保持しているので、塩害が発生しやすい海沿いの地域でも安心して使えます。
ポリエチレン樹脂なので電蝕の影響も受けません。
耐久性の試験レポート
ポリエチレン素材の耐久・耐候性検証試験
試験内容
30年前に布設されたポリエチレン素材の角型U字溝の引張試験です。品質規格をクリアし、性能に問題がないかを検証します。
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角型U字溝の布設状況
布設場所:長野市信濃町
(布設年:昭和58年) - 30年布設された高密度ポリエチレン製の角形U字溝から、一部を採取し引っ張り試験を行う
試験結果
ポリエチレン素材の角型U字溝は、布設して30年経過しても性能には問題はないと推察される
実測値 | 規格値 |
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18.5Mpa (189kgf/c㎡) |
13.7Mpa以上 |
《検証まとめ》
高密度ポリエチレン樹脂を使った製品は耐久性・耐候性に優れていると言える
耐久性を想定する用途
・汚水管 ・工業用水管 ・工場配管 ・温泉地 ・排砂管 ・泥水 ・ダム ・トンネル